魔王 伊坂幸太郎

b0051052_12583635.jpg伊坂幸太郎の最新刊は、今までの小説と違って、全体的に暗くて難しい雰囲気が漂っている「魔王」。政治やファシズムはこの小説のテーマでないと、あとがきに書かれていたけど、どうしても小泉政権とだぶってしまいました。

犬養首相と弟がどう対決していくかが気になりますが、読者ひとりひとりに続きを考えてもらいたいのかな。「考えろ、考えろ」と主人公がよく言っていたように。

人に伊坂幸太郎を紹介するときに「初期の村上春樹をポジティブにした感じ」といいますが、今回はポジティブさがなく、ちょっと残念。この新刊が出るまで読むものがなくて、「アヒルと鴨のコインロッカー」「陽気なギャングが地球を回す」「チルドレン」を再読していました。こういったほうがやっぱり好きだな。
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by semamo | 2005-10-22 13:12 | ほんぐらし | Comments(0)