袋小路の男   絲山秋子

b0051052_9525693.jpg本屋大賞第4位の「袋小路の男」。これも「私が語りはじめた彼は」みたいにつまらなそう…と思ったら、すごく良かった。18年間片思いを続ける女と、それを知りつつ翻弄する男。「博士の愛した数式」のようにとても優しく美しい小説でした。じっくり味わうにふさわしいというか。掌編の「アーリオオーリオ」は叔父と姪が往復書簡をする話なのですが、姪がアーリオオーリオの星についてつづったくだりには、なぜだか胸がいっぱいになって泣きそうになりました。
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by semamo | 2005-05-15 10:00 | ほんぐらし | Comments(0)