はなちゃんの看取り

ようやく報告できる程度に気持ちが落ち着いてきました。
2017年1月21日にはなちゃんが永眠し、
東北の震災から6年経った、本日3月11日が四十九日となりました。

亡くなるまでの数週間、参考にしようと猫の看取りをつづったブログを探しまくり読みまくりました。
結果としてあまり参考にはならなかったけど、様々な死を追体験することで、少し心の準備ができた点はよかったかな。
なので、私も次の誰かのためにまとめようと思いました。




[1月2日]
なぜか突然、歩いていてすぐに倒れるようになる。ごはんの量も減ってくる。

[1月3日-4日]
夜中に鳴きながらふらふら歩きまわるので、倒れないようにささえつつ、夜の徘徊につきあう。

[1月5日(木)]
病院に連れて行く。体重2.25kg
歯肉炎があるので抗生物質の注射と痛み止めの処方。
日曜日まで様子をみて、良くなってくるようなら痛み止めだけを続ける。
状態が悪ければ月曜日から静脈点滴をする。
それまで皮下点滴は毎日する。

倒れると痛そうなのでフローリングにマットを敷いた。
このときは、去年の夏のように、AD缶をあげれば食欲がもどってすぐ良くなると思ってました…
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マットを敷いたけど、この2日後には歩けなくなる

[1月6日(金)]
水をあまり飲まなくなる。食欲もさらに落ちる。
痛がって食べない、という感じではない。

[1月7日(土)]
夜の徘徊の気配があるたびに起きてしまう。睡眠不足が続く。
歯茎から出血していて、寝床に血のしみがつく。

[1月8日(日)]
月曜日まで待てないので病院に電話。担当医は休みだったけど連絡をとってもらい、他の先生に静脈点滴をしてもらうことになった。
状態も見ずすぐに静脈点滴をしようとする医師に「点滴をする意味があるのかちゃんと見てくれ」と泣きながら訴えてしまった。
結局、日帰り静脈点滴をする。病院で腎臓パウチを食べたそうだ。
帰り道にキャリーの中で大量のおしっこをして、オットのジーンズを濡らす。
次の日の点滴のために腕に針をさしたまま(その上からテープで保護)にしているため、さらに歩きづらくなってしまった。

[1月9日(月)]
今日も日帰り静脈点滴。病院で強制給仕をされたそう。
静脈点滴しているのに昨日より状態が悪く、歩きづらそうだし、日中病院で過ごさせることをかわいそうに思い、やめることを決意。
歯にマヌカハニーを塗ってみたら効果があった。もっと早く試せばよかった。
夜にまぐろの刺身を食べる。ほとんど歩けない。

[1月10日(火)]
病院で静脈点滴の針をはずしてもらう。
毎日自宅で皮下点滴をすることに。
まだ自力で少し歩けるのか、知らない間に寝床を移動していて驚く。
お昼にマグロの刺身、チュールを薄めたもの、AD缶を少し食べる。おしっこ1回

[1月11日(水)]
トイレでふんばれなくなり、うんちの途中で倒れたので、うんちを手で引っ張り出す。
たちあがれなくなる。
夕方まぐろをたくさん食べる。ベッドでおもらししたので、ベッドにトイレシーツを敷く。
マグロの食べすぎか下痢をしてしまった。

[1月12日(木)]
起き上がれないが、トイレをしたら頭をあげて教えてくれる。
チュールやマグロを少し食べる。おしっこ7回
この日から2-3時間おきに寝返りをさせる。

[1月13日(金)]
チュール1本 まぐろ少し 缶詰1/2
横たわったままうんちをさせる。ずっと目を開けている。おしっこ4回
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姪と最後のお話。

[1月14日(土)]
頭も上がらなくなったので、トイレを知らせられなくなる。
チュール1/2 缶詰1/2
姉が高級本マグロを買ってきてくれる。かなり食べた。さすが本マグロ。
実質、このまぐろが最後の食事となった。

[1月15日(日)]
くさくて夜中に目が覚めたら、寝ているあいだにうんちをしてしまったらしく、お尻にべっとりついてしまった。
かわいそうなことをした。
チュール3口 おしっこ3回
目をつぶることが多くなった。


[1月16日(月)]
にゃんにゃんカロリーという流動食を6ccほど飲む。
魂がいったりきたりしている感じ。 おしっこ3回
骨と皮だけになってくると皮下点滴をするのがどんどん難しくなっていく。
もともと下手な私はとっくにあきらめ、毎日オットが刺してくれているが、刺せる箇所がなくなってきてるとのこと。

[1月17日(火)]
水も飲まなくなってきた。
点滴セットの追加を病院にもらいにいく。冷静に状況を話したいが、涙が出て先生と会話にならない。
腎不全の最後はひどいけいれんをして、本人もつらいし飼い主も見てられないぐらいで心の傷になるのでとけいれん止めの座薬を渡される。
座薬をいれると痙攣がおさまるが、そのまま息を引き取ることになるらしい。
おしっこ2回

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常に見守るために、ベッドを宇宙船のように移動させてた。

[1月18日(水)]
けいれんが起きる。私の不在時に1回。二人ともいる時に1回。
「がんばらなくていいよ、がんばらなくていいよ」と泣きながら声をかける。数分で治まった。
点滴中に大量のおしっこ1回

[1月19日(木)]
おしっこ2回
食べなくなってくると数日…と言われているのに、もう1週間近くになる。
おしっこが出なくなると尿毒症で苦しむというので点滴を続けているけど、点滴をしているせいで、死ぬに死ねないのか。
やせてぺっちゃんこで首も座らない体を寝返りさせるたびに、かわいそうで辛くて、寝ている間に息を引き取ってくれたらと何度も思う。

[1月20日(金)]
点滴がうまく刺せない。「もうやめよう」という私と、「少しでも入れる」というオット。
お腹を押しておしっこを出す。1回
生きてるのか死んでいるのか、心音を確認しないと分からない。
1日が長い。

[1月21日(土)]
朝、口呼吸をしているような気がした。
寝る前にオットが枕元のはなちゃんの様子を見て「息をしていない」と言う。
心音を確認すると、まだ動いている気がする。でも息をしていない気もする。どっちか分からないまま数分、死んだんだと思えた。
フケだらけだった体を清めたら、つやつやになった。

[1月22日(日)]
ペット火葬板橋に行く。最後のお別れをして台に乗せられたあと、もう一度だっこしたくて、迷惑かと思ったけど、やはりどうしても抱っこしたくて、戻してもらってだっこした。
はなちゃんに合う色の骨壺カバーを、オットと「せーの」で指さしたら、同じ色で嬉しかった。

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たくさんお花をいただいた。お花がいっぱいで、本人は「えぇー!?」とびっくりしていると思う。

点滴を続けたから最後まで大きな痙攣がなくて良かったとオットは言うが、けいれんをしてもいいから早く死んだ方が楽だったのではないかとも思う。もしくはとことん検査や治療をすればよかったのか。たぶん正解はないのだろう。

夫婦とも自営業で、ずっとはなちゃんを見守っていられたのは良かった。

少しずつ気持ちが昇華されているのか、やせた体が思い出されてただただ悲しい気持ちだったのが、少しずつ「ありがとう」という考えもできるようになってきた。
私がはなちゃんを幸せにしたのではなく、はなちゃんが私たちに楽しくて癒される日々を与えてくれたのだ。
私の人生を彩り豊かにしてくれてありがとう。

でももう猫を飼うのはこりごり。飼うのならもう一度はなちゃんを。はなちゃんに会いたい。
あの痩せ細った体でいいので、ずっとお世話をさせてほしい。
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昨年末に姪が撮った、最後のかわいい写真
はなちゃんが来た時に、姪がよこしたメール「こねこの買い方」
最期までめんどうをみたよ。



はなちゃんのおかげで、家に花を飾る習慣がついた。


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by semamo | 2017-03-11 13:31 | ねこぐらし | Comments(0)