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「この世界の片隅に」を観たよ

こうの史代ファン・のんファンというバイアスがかかっているのかもしれないけど、近年まれにみるいい映画でした。

久しぶりにのんの声が聞けて、出だしから胸がいっぱいに。
決して上手ではないけれど、のんびり屋のすずのイメージにぴったりだし可愛らしいしで、絵に魂が吹き込まれるとはこういうことを言うんだなーと思いました。

原作のちまちました暮らしぶりもよく再現されていてほほえましいし、原作ではいまいち地味めなはるみちゃんがとても可愛くなっていた。仲良くなったすずおばちゃんに一生懸命に艦隊の説明をするはるみちゃん。この二人のやりとりは大好きです。

「はだしのゲン」「火垂るの墓」のような「こわい!痛そう!かわいそう!戦争こわい!無理無理!」というアプローチとは違う戦争映画で、「この世界~」で描かれる厳しくもほんわかした暮らしは現代と地続き感があるので、あたかも自分の暮らしが変わっていくようなリアルさを感じました。
何も考えずにぼーっと生きているうちに死ぬだろう私の幸せさよ。

ネタバレなしにうまくこの映画の良さを伝えたいけど言葉が見つからない。とにかく多くの人に見てもらいたい。
原作未読の人は、広島弁が聞き取れなかったりよく分からないところもあるかもしれないけど、鑑賞後に原作で補完するとよいと思う。原作にしかないエピソードもあるので。

嘘か本当か、のんの独立問題が原因であまりテレビで宣伝されないとか。
「火垂るの墓」にかわって毎年夏にテレビ放映されるぐらい、後世まで伝えられる映画になってほしいので、それには口コミしかないのかと思い、珍しくすぐに感想をブログで書いてみました。

鑑賞後に拍手をしたくなった映画は初めて。実際に拍手の起きた映画館もあったようなので、気後れせずにすれば良かったなー。




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by semamo | 2016-11-14 11:46 | 思うこと | Comments(0)